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セキュリティ対策

業務利用のiPhoneを一元管理するには? ~MDMのスーパーバイズドモード/ABMで解決~


2024.09.25

MDM(Mobile Device Management)とは?

業務で使用するスマートフォンやPCを、会社が一元管理するシステムをMDM(Mobile Device Management)と言います。

 

MDMを使用する主な目的は、セキュリティや端末管理が挙げられます。電子機器の発達した現代ではスマートフォン一つで何でも出来てしまうため、コンプライアンスの観点からも、MDMの利用はデジタルエチケットの一つと言えます。

 

MDMを使用すると、管理者のポータル画面で各端末を一元管理することができます。例えば、位置情報の確認、アプリのダウンロード・使用制限、またGPSを利用することで工場内のみカメラの使用を制限する、といった管理が可能です。

 

企業ごとに管理項目を設定するので、勤務形態や会社のポリシーに沿った管理が可能です。会社支給の端末、個人所有の端末(BYOD)どちらも対応できます。

 

在タイ日系企業では、昨今日本本社からの要請で導入されるケースも増えています。

 

 

*BYOD・・・Bring Your Own Deviceの略。個人が私物として所有しているスマートフォンやPCを、業務でも使用することを指します。

 

「ノン・スーパーバイズドモード」と「スーパーバイズドモード」の比較

iPhoneをMDMで管理する場合、大きく分けて「ノン・スーパーバイズドモード」と「スーパーバイズドモード」があります。

 

iPhoneはApple社の特性として、ユーザーの権限(端末から各ユーザーが設定を行う)が強くなっており、より幅広く管理する場合、MDMの「スーパーバイズドモード」の利用が必要です。「スーパーバイズドモード」を利用することで、より多くの項目でiPhoneを一元管理することができます。

 

「スーパーバイズドモード」で管理可能な項目として、VPNやGame Centerの利用制限が挙げられます。

 

両者の管理項目の違いについては、下記一覧をご参照ください。

 

\ノン・スーパーバイズドモードについての記事はこちら/

【Wizberryの機能紹介】Non supervised mode(ノンスーパーバイズドモード)のご紹介

 

ABM(Apple Business Manager)とは?

ABM(Apple Business Manager)とは、Appleが提供する法人専用のポータルで、MDMの利用をサポートするものです。MDMのスーパーバイズドモードと連携することで、さらに広範囲でApple製品の管理が可能になります。

 

ABMの利用は無料で、Appleのサイトから法人用のApple IDを作成することで利用が可能です。注意したいポイントとして、ABMはMDMをサポートするための機能ですので、ABM単体での運用は難しい点です。

 

ABMと連携することで、スーパーバイズドモードの機能に加えて、「ユーザー端末からの、MDMのプロファイルの削除の禁止」や「MDMプロファイルの自動インストール」等を管理者のポータルから一括で管理することができます。

 

 

まとめ

MDMを利用することで、会社貸与・個人所有に関わらず、業務で使用するスマートフォンやPCを一元管理することができます。

 

端末の中でもiPhoneはユーザー権限が強いため、管理したい項目に応じて、MDMやABMを活用することが、端末管理成功への鍵となります。

 

管理項目の幅は、「ノン・スーパーバイズドモード」<「スーパーバイズドモード」<「スーパーバイズドモード+ABM」と広がりますが、各社のポリシーや管理したい項目に応じて利用することが大切です。必ずしも全企業がABMを利用しなければならない訳ではありません。

 

IBM社のMDM “Wizberry”では、タイ語・日本語ネイティブよりご案内が可能です。管理項目の設定等もサポートいたしますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

<お問合せ先>
Tel: +66-(0)2-105-4568
ベリーモバイル・サポートデスク
th-corpsupport@berrymobile.biz

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